―今日のテーマ:流れに感謝する日―
今日の語録
「川を守ることは、釣り人の恩返しや。」
今日の流れ
今日は“再起動語録”の番外編。
鮎竿のかわりに障子網を持って、九頭竜川へ。
この日は毎年恒例の威縄(いなわ)漁。
川に立ち、鮎の群れが縄に沿って泳いでくるのを待ち構えて網を放つ漁や。
朝イチは威縄に絡んだ草木やゴミをみんなで取り除く。
作業を終えると、水位がスッと下がり、流れが生き返った。
「おぉ、ええ感じやな」――誰からともなく笑みがこぼれる。
太陽が上がり、川面に光が差す頃からが勝負。
冷たい水に手を浸けると、ピリッと目が覚める。
空を見上げればトンボの群れがくるくると舞い、
川風が頬をなでていった。
“あぁ、やっぱりこの川が好きやなぁ”
そんな言葉が自然とこぼれた。
作業のあとは、みんなで川辺に腰を下ろして一服。
川も人も、ちょっとスッキリした朝やった。
釣り人の哲学メモ
釣り人にとって川は、ただの遊び場やない。
魚と、仲間と、自分を映してくれる“鏡”や。
威縄漁の掃除は地味やけど、大事な仕事。
「自然に手を入れること=自分を整えること」やと思う。
鮎を追うだけやなく、
ときには“ありがとう”を流れに返す。
それが、かっつん流の休日や。
今日のひとこと
- きれいな川には、ええ釣り人が集まる。
- 川に恩返しすると、次の年の流れがやさしくなる気がする。
写真・イメージメモ
- 威縄にからまった草木をみんなで外す様子

かっつんの休日は、川と語る時間や。
今日のまとめ
川に立つと、普段見えへんもんが見えてくる。
流れの音、石の色、仲間の笑い声
どれも、釣り人としての原点や。
竿を持たへん日も、やっぱり川のそばが落ち着く。
今日も、ええ一日やった。


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