鮎の友釣り、ヤマメやアマゴの渓流釣りでフリップアップ式偏光メガネを愛用している筆者がフリップアップ(跳ね上げ)式メガネの使用感について解説します。
本記事を最後まで読んでいただきメガネ購入の参考にしてくださいね。

フリップアップ式メガネとは
フレームの上にヒンジが付いたメガネ。レンズフレームを必要に応じて上げ下げできる構造になっています。ちょっと変わったメガネですが、古い映画にも登場する歴史のあるメガネです。
フリップアップ式メガネがおすすめな理由
何と言ってもメガネを外さずに裸眼の状態で手元の作業がストレスなくできることです。簡単に指でレンズフレームを上げ下げできるため、遠くと手元を見るの切り替えが素早くできます。
フリップアップ式偏光メガネを使用する以前、近視の私は度付きの偏光メガネを使用して釣りを楽しんでいました。しかし年齢を重ねるにつれて老眼が進んだようで、手元で行う細かな作業は、偏光メガネを付けた状態では綺麗に見えなくて、作業がとても苦痛に感じていました。
そのため仕掛け直しのなどの手元作業の時は、偏光メガネを外して首からぶら下げたり、メガネを少し下側にずらしてレンズを通さずに上目で手元を見て仕掛けを直していました。メガネを外したり、下側にずらすこの動作が「苦痛で苦痛で」なんとかならないものかとメガネ店に相談に行ったところ、フリップアップ式メガネを勧められたのです。
フリップアップ式メガネの利点はなんといっても跳ね上げることによるメガネと裸眼の切り替えの素早さです。、メガネを外したりずらすことなく仕掛け直しなどの手元作業が、跳ね上げることによって気持ちよく行えるようになりました。
フリップアップ式メガネの種類について
フリップアップ式メガネには単式と複式の二種類があります。
単式のフリップアップ式メガネ
左右一枚、計二枚のレンズを跳ね上げて使用するのが単式フリップアップメガネです。単式メガネには、跳ね上げるとレンズが目線にくるアンダータイプと跳ね上げても広い視野が確保できるオーバータイプがあります。
私の場合は仕事や普段使いのメガネとして単式オーバータイプを使用しています。跳ね上げ部には近視用のレンズを入れ、自動車運転など遠くを見るときは通常のメガネとして使用し、仕事で細かい目盛りを読んだり、スマートフォンを見る場合にレンズを跳ね上げて裸眼で見ています。
複式のフリップアップ式メガネ
複式フリップアップメガネは左右二枚ずつ、計四枚のレンズを組み合わせて使用します。使用する状況に合わせて組み合わせが自由にできるのが特徴です。
私が釣りで使用している日中用の偏光メガネは複式タイプです。(画像参照)内側には度数が入っていない偏光レンズを入れ、跳ね上げる外側には近視用のレンズを使用しています。遠くの目印やラインを見ている時は二枚のレンズを通して釣りを行い、仕掛けや針交換などを手元で行う場合は外側の近視レンズを跳ね上げて、度なし偏光レンズを通して裸眼状態で細かい作業をしています。
フリップアップ式メガネを選ぶ基準
フリップアップ式メガネを選ぶ時はデザインや効果が自分に合うかチェックしてみましょう。
ちょっと変わったメガネを掛けたい
「このメガネ変わっているなぁ〜」とか「楽しいメガネ」と感じる方にはおすすめできます。確かに、周囲でフリップアップ式メガネを掛けている方は少ないようです。それだけに個性的なメガネです。「そのメガネおもしろい」なんて言われるかもしれませんよ。
メガネの掛け外しが面倒だと思う
手元を見るたびに「メガネを外すことが面倒」とか、苦痛に思える方にとってはフリップアップ式メガネは便利なメガネです。釣りの最中にメガネを帽子に掛けたり、鮎の友釣りなら一時的にタモの中へ入れたりすることなく、片手で跳ね上げればすぐに裸眼で手元が見られます。
遠近両用メガネはまだ必要でない
老眼がそれほど進んでおらず、裸眼で本を読んだり、スマートフォンやパソコンを操作する方にはオススメできます。遠近両用メガネはまだ必要でない方なら単式のフリップアップ式メガネに近視用レンズを入れ、手元作業時は跳ね上げて作業をすれば視界良好です。
フリップアップ式メガネの注意点
汚れた手でレンズを触ると傷につながる
上げ下げする際にレンズを直接触ると油分が付いたり傷がつくことがあります。レンズを直接触らずに、レンズフレームを指で挟んで上げ下げしましょう。
複式の四枚レンズが重たいと感じる
単式は普通のメガネと同様に二枚のレンズなので重さはあまり変わらないですが、複式は四枚のレンズを使用しますので重いと感じる方もおられます。重いことが新たなストレスにならないよう、メガネ店のアドバイスを参考にフレームを選ぶのが良いでしょう。
まとめ
今回はフリップアップ式メガネについて解説しました。近視メガネ使用の場合、手元作業を行う際にはレンズを跳ね上げることによって、手元の細かな作業がスムーズに行えることができます。もちろん釣りの偏光メガネとしてもOK。度付き偏光レンズを跳ね上げれば手元の細かな作業もスムーズに行えます。
フリップアップ式メガネには単式タイプで、レンズが左右一枚ずつ使用するメガネと、複式タイプで、左右二枚ずつを組み合わせて使用するメガネがあります。
単式は跳ね上げれば裸眼になります。複式はレンズ左右二枚ずつを好みによって組み合わせ、いろいろな使い方ができるメガネです。組み合わせ方次第でよりマニアックなメガネに仕上がります。
使い方、組み合わせ方いろいろ。
もっと気になる方は最寄りのメガネ店で詳しくお聞きくださいね。
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