鮎武者・追星ファイター、柿原橋で流れと語る
これは、一本の“追い”に賭ける男の物語。
名は、追星ファイター。
鮎釣りは、ただの遊びやない。
川と向き合い、流れを読み、そして己を知る。
その道は、修行のようなもんや。
大会を目前に控えた6月1日。
俺はひとり、龍神・柿原橋の流れに立った。
天候と状況
- 朝7時スタート
- 天候:曇り時々晴れ
- 気温:17℃
- 水温:15℃
- 水位:やや高め(増水)
- 濁り:なし
増水でアカは全体に飛んでいた。
狙うは、わずかに残った“生きたアカ”。
それを見つけ、囮を通す──それが、今日の戦法や。
仕掛けと戦略
- 竿:7.5m
- 水中糸:ナイロン0.2号
- ハナカンハリス:0.5号
- 針ハリス:0.8号
- 針:6号・4本錨
- 囮:天然使用
前半戦:掛かるか、掛からぬか
初手は柿原橋上流。
石で囲われた掘れ込みに囮を差すと──
開始2分、1発目。
「おるやん…」そんな声が漏れそうになった。
さらに15分後、大岩の横で2匹目を追加。
掛かる鮎は、残りアカに着いていた。
“居るところには、居る”──それが今の龍神や。
沈黙と根掛かり
追加を狙い、石まわりを攻める。
底石の良いポイントに囮を通すも反応なし。
白川の中にある黄色っぽい石に望みを託して──
小型ながら1尾。
続けてもう1尾。が、直後に根掛かり。
ポイントが潰れる音が、心にも響いた。
ここで経過は1時間。
残り時間、あとわずか。
再挑戦と、深場の駆け引き
もう一度、最初の場所へ戻る。
岩盤の深場。おもりをつけて沈める。
囮が入るとすぐ反応あり──が、掛からん。
竿が入りすぎてる…追わせきれてない。
冷静に、一呼吸。
下流へ少し送ってから、丁寧に引き上げた。
数度の差し替えののち、ようやく針掛かり。
さらに1尾追加し、タイムアップ。
終了と静かな実感
釣果:追加6尾+囮2尾
入れ掛かりなんてなかった。
でも、それでええ。
一匹ずつ考えて、一匹ずつ釣る釣り──
それが“今の龍神”であり、今の俺の修行やと思う。
…ただ正直なとこ、
もうちょい楽に掛かってくれてもええんちゃうか?って思たけどな(笑)
追星ファイター語録
「流れは語る。でも、答えをくれるわけやない。
読み取るのは、こっちの仕事や。」
次回予告(予定)
▶ 次回:[ゼロの中の答え──龍神、試されし本番]
※この連載は、筆者「かっつん」が“追星ファイター”として語る物語形式の釣行記です。
実際の試釣・大会経験をベースに、修行と成長の記録をお届けしています。
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