「長竿にあこがれる前に!まずは5mで腕をつくれ」  ―かっつん流・渓流エサ釣りステップアップ術。

かっつん

九頭竜川での友釣り歴30年
年間釣行回数約50日
釣りメーカ主催
九頭竜川地区予選優勝経験有り
福井県永平寺町在住
あゆの友釣り
やまめ・あまごのエサ釣り
レベルラインテンカラ
落ちあゆの網漁もやってます

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かっつんの休日
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Day 15 過去記事リメイク版

これからヤマメやアマゴをエサで釣ってみよう、と思ってる方の参考になればうれしいです。

今回はその“エサ釣り用の竿”について、かっつん自身の体験も交えながら話していきます。

「昔の自分もこんなんやったなぁ」と思い出しながら、実際に使ってきた中で感じたことを正直に書いてみますわ。

渓流エサ釣り竿

最初の一本

結論から言いますと――

5mと6mを兼ねたズーム竿が、いちばん扱いやすくておすすめです。

ズームじゃない竿なら、5mクラスで硬さは「硬中硬」くらいがちょうどええですね。

もちろん4mクラスの竿でも釣りはできますが、ちょっと物足りん感じがするかな〜。

最初の1本として選ぶなら、やっぱり5mクラスがしっくりきますわ。

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長竿にも、そりゃあ確かに魅力はようけあります。

でもな、これから始める人にはあんまりおすすめできません。

というのも――竿が長くなればなるほど、仕掛けも長くなるんですわ。

ほんのちょっと風が吹いただけで仕掛けは流されるし、

竿はズシッと重く感じるし、エサ付けるのも一苦労。

そのうち「うわ〜もうイヤや!」ってなってまうパターン、よう見ます(笑)

せやから、まずは5mクラスの竿でしっかり慣れること。

それから長竿にチャレンジしたほうが、絶対ええです。

これはな、アユの友釣りでもまったく同じことが言えるんですよ。

どんな釣りもまずは“無理なく、気持ちよく”が一番ですわ。

初めての方なら、最初に行く川は足場がよくて障害物が少ない、比較的小さめの渓流やと思います。

そんな環境なら、軽くて扱いやすくて、それでいてちょっと大きめの川にも対応できる――

そういう意味でやっぱり5〜6mのズーム竿がバランスいいんです。

一方で、「うちの近くの川は木が覆いかぶさってて、竿振るスペースもあんまりないねん…」

そんな方もおると思います。

そういう環境なら、迷わず4m以下の少し硬めの竿を選んだほうがええですね。

竿を“自分の腕”にするまでの話

ここでは、仕掛け・エサ・装備品はもう段取り済みという前提で話を進めます。

そのあたりの詳しい話は、また別の機会にゆっくり書きますわ。

さて、せっかく買ったマイロッド。

どうせなら「自分の腕みたいに自由に動かせる」ようになりたいですよね。

そうなると、釣りのストレスもぐっと減って、ほんまに気持ちよく竿が出せます。

ただし――

長すぎる竿や硬い竿は、思い通りに動かせるようになるまで時間がかかるんです。

最初からムリせず、短竿で基本の操作を体に覚えさせるのが上達への近道ですわ。

添付の写真を見てください。

多分、エサを付け替えてるところやと思います。

竿を石の上に置かず、小脇に抱えながら作業してるでしょ?

これは大事なポイントです。

竿を地面に置くと、砂利が噛んだり傷が入ったりして竿を痛めてしまうんです。

だから、熟練者は必ず小脇に抱えて作業します。

でも、もし初心者の方が7mの長竿を小脇に抱えてみたらどうなるか…。

竿先が下を向いて**水面にツン!**となり、先端を傷めてしまうことにもなりかねません。

「短竿ならサッとできるけど、長竿じゃ無理やなぁ」

そんな動作がけっこう多いんですよ。

だからまずは、短竿での基本動作を体に染み込ませておくこと。これが大切なんです。

短竿で練習すれば、

仕掛けを振り込むのも、自然に流すのも、

長竿よりずっと早く上達します。

で、自分の思うポイントに上手く仕掛けを入れて流す――

ここからが“渓流釣りの本番”です。

長竿の魅力

ここまで短竿をおすすめしてきましたが、

せっかくなんで――長竿の魅力にもちょっと触れておきましょう。

広くて開けた川に立って、思いっきり竿を振る。

その瞬間に「なんて気持ちええんや!」って、つい声が出てしまう。

あの爽快感は、短竿ではなかなか味わえません。

そんな中で、良型の本流ヤマメやアマゴがドン!と掛かる。

両手でやり取りしながら、竿が弓のようにしなって魚と引っ張り合い――

もう、たまらん瞬間ですわ。

この「本流の一匹」と出会えるようになってくると、

自然と自信もついてきますし、

「よし、次はもう一歩うまくなろう」と前向きになれるんです。

それに、本流釣りは個体数が少ない分、釣り人も少ない。

だから、静かで気楽に竿が出せる――

自分だけの時間を楽しめるのも、長竿ならではの魅力です。

でもね、忘れたらあかんのは、

長竿の世界は短竿の延長線上にあるということ。

どんなに長い竿を持っても、

大事なんは「ポイントを見つけて、正確に仕掛けを入れて、エサを自然に馴染ませる」こと。

この基本は、短竿でも長竿でもまったく同じです。

その3つがぴたっと合ったとき――

ようやく、あの銀色に輝く本流ヤマメやアマゴと真っ向勝負できる権利が手に入る。

かっつんは、そう考えています。

まとめ

最初の一本を選ぶなら――

まずは 5mクラスで「中硬硬」くらいの短竿がおすすめです。

それに、5〜6mのズーム竿も使い勝手がよくてええですね。

大事なのは、竿を持ったままの状態で一連の作業ができるようになること。

仕掛けを付けて、竿を伸ばして、目印や仕掛けの長さを調整。

オモリを付けて、エサを付けて、仕掛けを張り替えて、最後は竿を収納する――

この流れをスムーズにできるようになったら、もう一人前ですわ。

それともうひとつ。

仕掛けを「馴染ませる」竿操作を身につけること。

これができるようになると、魚との距離がぐっと近づきます。

そして、長竿(7m以上)に挑戦するのは、

短竿でしっかり経験を積んでからがベストです。

焦らず一歩ずつ、自分のペースで上達していきましょう。

それではまたね

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