龍神アマゴ釣行3日間レポート|天気と釣果の関係&ポイントの選び方

かっつん

九頭竜川での友釣り歴30年
年間釣行回数約50日
釣りメーカ主催
九頭竜川地区予選優勝経験有り
福井県永平寺町在住
あゆの友釣り
やまめ・あまごのエサ釣り
レベルラインテンカラ
落ちあゆの網漁もやってます

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龍神小学校の鯉のぼり ヤマメアマゴとあそぶ
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渓流釣りファンにとって待ちに待ったアマゴ釣りシーズンがやってきました。

ゴールデンウィークの前半は和歌山・龍神エリアで、3日間にわたるアマゴ釣行にチャレンジ。

「どうすればもっと釣果を伸ばせるのか?」

「ポイント選びや時間帯の違いで、釣果に差は出るのか?」

そんな疑問を実際に川に立って検証してきました。

この記事では、3日間の実釣データをもとに見えてきた「釣果アップのヒント」や「現場で役立った工夫」を詳しく紹介します。

これから龍神方面でアマゴ釣りを計画している方、もっと釣れる方法を探している方の参考になれば幸いです。

愛用の道具達

アマゴ釣り3日間の状況

釣行1日目:様子をうかがってみた|大熊地区・温泉地区でテンカラ釣り|4月26日

釣行1日目の大熊地区は入川券販売店の店主さんの勧めでポイントを選んだ。テンカラ釣りには天気が良すぎたが、アマゴの魚影も濃くてテンカラ釣りも楽しめた。

午後から入川した温泉地区は、橋から川を眺めて高ポイントが連続しているので入川してみた。夕方まで無反応が続いたがナチュラルドリフトを意識して粘り続けた。気持ちを切らさず毛鉤を打ち続けた結果が、夕方の2匹に結びついた。

  • 天気:晴れ
  • 気温:18℃
  • 水温:12℃
  • 川の状態:平水、クリア
  • 釣果:大熊地区9匹|温泉地区2匹

大熊地区の感想

チャラ瀬や白泡の切れ目と両岸のヘチでアマゴを稼いだ。
アマゴの魚影は濃いが小型中心。
アマゴのライズも多い。
歩きやすい。
淵にはアマゴが泳いでいるのが見えるが毛鉤には見向きもしない。
天気が良すぎて川の底まで見えるようなポイントはアマゴが出てくる感じではなかった。
釣り人が多い。

温泉地区の感想

変化に富んだ高ポイントが続く。
深場、浅場ともにアマゴの姿は見られなかった。
夕方の時間にアマゴのライズがあり短時間であったが活性した。
いま思えばエサ釣りならアマゴの反応があったのでは。

天気が良すぎたことや、時おり強風が吹いて毛鉤のコントロールが難しかったことを考えると、
テンカラ釣りには不利な1日だったのではと感じた。

それでも、アマゴの姿は確認できた。天気や風のことをよく考えて明日の釣果アップにつなげたい。

釣行2日目:エサ釣りに変更して龍橋の上下流を釣り歩く|4月27日

2日目もアマゴ釣りには天気が良すぎる晴天のため、「テンカラは厳しい」と判断してエサ釣りでアマゴを狙うことにした。今日のポイントは龍橋の上下流を選んだ。橋の上流側にエサの川虫を捕りやすい瀬もあり、このポイントをエサ釣りでじっくり攻めることにした。

  • 天気:晴れ
  • 気温:21℃(日中の気温)
  • 水温:12℃
  • 川の状態:やや減水、クリア
  • エサ:ヒラタ・オニチョロ
  • 釣果:12匹

龍橋周辺の感想

朝の時間帯(7時〜9時)は水深のあるトロ瀬でもアマゴの反応が良かった。
水深のあるポイントで掛かるアマゴは良型。
時間が経つにつれて深場での反応は少なくなった。
日中は浅場中心に攻めるとアマゴとの出会いが増えた。
ヒラタにもオニチョロにもアマゴの反応は変わらず、どちらでも釣果が得られた。

ウグイ等の雑魚は思っていたほど掛かってこない。
浅場では2〜3号のオモリで馴染ませないとアタリが出にくかった。
アマゴの型を考えても水中糸は0175号で充分。
橋下流側の岩盤地帯の深場は曇天時に攻めてみたい。
他の釣り人と出会わなかったのは、晴天でアマゴの活性が読みにくいと判断されたためかもしれない。

この日も良すぎる天気でアマゴ釣りには厳しい状況だった。しかし朝の気温が低い時間帯では深トロでもアマゴの反応があった。早朝から竿を出して昼までの勝負なら20cm以上の良型も期待できる。
昼からは完全に深場を捨て浅場中心にすると数も期待できる。

釣行3日目:確信を持って攻めた龍神小学校下流|雨の板弦橋下流|4月28日

朝から曇空。テンカラ有利と考えたが最終日もエサ釣りで攻めた。理由は、前日は晴天にもかかわらず10匹以上の釣果があったことから、曇天の今日はさらにアマゴの活性が高くなると予想し、深場を重点的に攻めることにした。龍神小学校下流を道路から眺めると瀬もあり深くて大きな開きもある。瀬と大きな開きが入り混じった変化に富んだ地形だ。
周囲を見た感じでは先行者はいない。川に降りる道が悪いので釣り人は少ないと判断した。

  • 天気:曇りのち雨
  • 気温:17℃
  • 水温:14℃
  • 川の状態:前日より少し減水、クリア
  • エサ:オニチョロ
  • 釣果:15匹(午前中の釣果)

龍神小学校下流の感想

一投目から瀬でアマゴのアタリが出る。これは期待できると判断。
大きな開きの深場でもアタリあり。これは曇天の影響か?
瀬から深場へかけ下がるポイントで良型を複数確保して確信する。
深場も浅場も反応がある。アマゴの活性は良い。
深場でも鏡のようなポイントでは反応がなかった。

あとひと勝負と考えて板弦橋下流に入川した。

昼から雨が降り出した。午前の時間で納竿も考えたが板弦橋下流にある最初のぶち当たりの流れで24cmのアマゴを仕留めた。

龍神アマゴ
最終日に引き出した良型アマゴ

本降りの雨でアマゴの活性が一時的に上がったのか。
重めの錘に替えて確実に底に入れたのが良かった。
その後4匹を追加して午後3時に納竿とした。

狙い通りの展開でアマゴ20匹の釣果。納得のいく一日で釣行を締めくくることができた。

3日間のまとめ


今回の釣行では天気がアマゴ釣りに大きく左右することがわかりました。
晴天で平水、濁りのない状況ではアマゴの警戒心が強く、釣り手にとっては厳しい条件になりやすい。晴天から曇りに変化するだけでアマゴの警戒心が緩み、さらに雨が降れば良型のアマゴに出会えるチャンスが上昇します。

その日すべてのポイントを狙うのではなく、釣行日の気温・水温・天気・時間帯(早朝か日中か)
を考えてポイントや釣り方を決めると釣果アップにつながります。
水位や濁り具合も大切な判断材料です。

この釣行まとめを参考に、ぜひ龍神地区でアマゴ釣りを楽しんでみてください。自然を読み解きながら釣る一匹には、特別な価値があります。


それではまたね〜

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