朝の決意と開戦
朝7時、スタート。
天気は晴れ、気温20℃、水温19℃。
水位は増水気味でやや高め。けど濁りはなし。
クジは69番。順番はまずまず。
今回は下見ナシ。「やるだけや」と心決めた。
作戦は、荒瀬の石裏でビリ鮎の群れを掛けて、おとりを回して流心勝負。
最下流の高速橋まで2キロを早足で移動。往復で約50分、競技時間は実質2時間ちょい。
狙った流れ、掛けた鮎
右岸側の狙いの場所に一番乗り。
底石がきれいで「ここや」とオトリを入れるも、手前は無反応。
沖へ出て石裏のタルミ。ようやく野鮎ヒット。けどサイズが…おとりにはならん。
「掛ければええんや!」と切り替え、同じような場所で3匹追加。
試練の根掛かりと沈黙
根掛かりで場を荒らしてもうた。
それ以降、流れが静かに…。魚の反応も消えた。
ポイントを石裏の白泡の中に変え、たてザオでオトリを泳がす。
でも、反応なし。
一瞬、思った。
「思い切って、大きく場所を振るか…?」
でもすぐに心の声が返す。
「荒瀬がまだ答えてへん。逃げたらあかん。」
ここで良型一匹掛けたら、流れは変わる。
勝負はまだ、終わってへん。
最後の一匹を信じて
残り1時間。エリア最下流の旗ギリギリに移動。
岩盤沿いでまたビリ鮎。
「頼むで!」と養殖おとりに声かけ、送り出す。
黄色い16cm野鮎が掛かってくれた。
「ここや!」と荒瀬の芯へ。けどまたビリ鮎。
最後まで流芯を攻めたけど、追加できず納竿。
結果と振り返り
釣果は込み8匹。ボーダーは込み10匹。
あと2匹が届かんかった。
短時間でやれることはやったつもりやけど、詰めの甘さ、判断力、
それが勝負を分けた一戦やった。
追星ファイター語録
- 「流れを変えるんは、場所やない。一匹や。」
- 「荒瀬がまだ答えてへん。逃げたらあかん。」
- 「踏みとどまる勇気が、次の一手を呼ぶんや。」
次回予告
次の勝負の場は、また郡上地区や。
何よりも、良い流れを引き出したい。
期待せんといてや。
でも、俺はやるだけや。
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